これまでの実績


平成22年10月 住吉文化事業実行委員会設立


平成23年3月末
DVD記録映像「住吉の蔵―未来に語り継ぐ宝物」製作


朝日に照らされた蔵の白壁はとても美しく、しっとりとした町並みにきりりとしたアクセントを持たせます。蔵のある風景は、町が歩んできた歴史の厚みを感じさせ、町に風格をもたらします。この町には、蔵を守ることを通して、古いものを大切にする気持ちが根付いています。今、「住吉の蔵」をDVD映像として記録し、蔵を通して住吉の歴史と文化の魅力を探り、未来に住吉の宝物を伝えていきたいと思います。

平成23年6月
上記DVD「住吉の蔵―未来に語り継ぐ宝物」
上映会&トークライブ
(住吉区民センター小ホールにて)住吉区役所と共催


上記DVDの上映会と共に、建築史が専門の植松清志先生の蔵にまつわるお話、DVDに登場する蔵のオーナーたちの秘話など、トークライブの開催。

平成24年3月末
DVD記録映像「住吉に住んだ文化人たち―豊かな文化力の継承」製作


住吉は、大阪都心との交通の便に恵まれ、大正・昭和時代から、小説、美術、教育、芸能など多くの文化人が住んでいました。また、これらの文化人を訪ねて、多くの人たちが住吉にやってきました。住吉をこよなく愛し、多くの功績を残した文化人たちの作品と共に、その多彩な交友関係や日々の暮らしをたどります。住吉人のもつ進取の気風やエネルギッシュな創作力をご覧ください。この町の豊かな文化力を次代に受け継いでいきたいと思います。
石濱恒夫(小説家・作詞家・冒険家)/藤澤桓夫(小説家)/庄野貞一(教育者)、庄野英二(児童文学作家)、庄野潤三(芥川賞作家)、阪田寛夫(芥川賞作家)/中村貞以(日本画家)/六代目笑福亭松鶴(落語家)/ほか

平成24年4月
調査研究報告冊子「すみよし蔵ものがたり」製作
(ワーキンググループ・住吉蔵部による)


上記DVD制作の中で、人々の生活に溶け込む美しくすばらしい蔵の姿を再発見し、建築士を中心としたワーキンググループ「住吉蔵部」により、住吉区内の蔵の全数調査や一部実測調査等行い、蔵の研究者、瓦職人、蔵の画家などと協力して、調査報告として冊子を制作。

平成24年7月
上記DVD「住吉に住んだ文化人たち―豊かな文化力の継承」
上映会&トークライブ
(住吉区民センター小ホールにて)住吉区役所と共催


上記DVDの上映会と共に、案内役の高橋俊郎さん(中央図書館副館長)のコーディネートで、出演者のみなさんとトークライブの開催。

平成25年2月
展覧会「住吉の人とまち」展実施
平成24年度テーマ「住吉のすまい」の調査結果を含めた3年間の成果のまとめ、展覧会を開催する。 
(大阪くらしの今昔館・企画展示室)住吉区役所と共催 

大阪・住吉は、住吉大社をはじめ長い歴史によって培われてきた豊かな文化を有しています。これまでに調査制作してきたDVD記録映像「住吉の蔵」、「住吉に住んだ文化人たち」や冊子「すみよし蔵ものがたり」に、新たに「住吉のすまい」の調査結果を加え、3ヶ年のひとつの区切りとして、文化風土の深さ、人材の豊富さなど、「住吉の文化力」と「住み良いまち・住吉」の魅力を広く伝えるものです。

平成25年3月
同上展覧会「住吉の人とまち」展実施
(住吉区民センター集会室)住吉区役所と共催


平成25年10月
同上展覧会「住吉の人とまち」展実施
(大阪市役所1階正面玄関ホール内)住吉区役所と共催


平成25年11月
同上展覧会「住吉の人とまち」展実施
(大阪市西区・ユニオン大阪ショールーム内ギャラリー)
日本建築家協会近畿支部大会に協力参加
支部大会公開討論会にパネラー参加

平成26年2月
住吉の歴史と文化を発見する学習会/パネルトーク
「住吉の祭りとだんじり」
(すみよし村ぎゃらりー)

江戸期より、大阪の祭りにはだんじり(地車)が欠かせませんでした。住吉でもかつては町々がだんじりを所有し、祭りにはこぞってだんじりを曳いたといいます。それらのだんじり製造拠点のひとつに住吉があり、『住吉大佐』などの優れた職人が多数輩出しました。明治期の『堺地車騒動』で堺旧市域での地車曳行が禁止され、堺や住吉のだんじりは各地に売り払われます。今に見るだんじりには、住吉をルーツにするものが数多くあります。だんじりづくりには、住吉大社造営を長年支えてきた職人たちの技術が結集されています。だんじりを通して大阪の祭りの原点を見通すと共に、ものづくり技術の粋である「だんじり」に、住吉の歴史と文化の新たな局面を発見したいと思います。

(平成25年度住吉区社会教育関連学習会等助成事業)

平成27年3月
藤澤桓夫邸「西華山房」跡顕彰碑完成イベント「藤澤桓夫と住吉」
講演:「藤澤桓夫と住吉の文学サロン」/講師:木津川計
映画:「妖精は花の匂いがする」(藤澤桓夫 原作)
(住吉大社・吉祥殿)
住吉大社周辺地区HOPEゾーン協議会・大阪文学振興会と共催


小説家「藤澤桓夫」は創作活動のほとんどの期間を住吉で過ごしました。昭和を通して在阪の流行作家であり「大阪文壇の長老」とも呼ばれ、藤澤桓夫邸「西華山房」は熊野街道から住吉大社の東鳥居に抜ける角地に位置し、多くの作家や文化人たちが好んでこの地を訪れました。没後25年、生誕110年を記念して、顕彰碑がこの住吉の地に完成したことに因み、講演と映画上映を開催。
(平成26年度住吉区社会教育関連学習会等助成事業)

平成28年3月
すみ文講座2015/講演シンポジウムと海ぎわまち歩き
「すみよしと海」
(住吉大社・吉祥殿)


上町台地の高低差から住吉津をめぐる現地サーベイと、住吉の海との関わりを多面的に綴る。
(平成27年度すみよしの魅力PR補助金事業)

平成29年2月
すみ文講座2016/講演シンポジウム
「古地図に見るすみよし――みち・まちの系譜を読み解く」
(住吉大社・吉祥殿)


古代、中世・近世、近代という3時代の視点から、発掘成果、古地図、絵図、文献、航空写真など多彩な「地図」資料を駆使しながら、住吉の「みちとまち」の系譜を読み解く。
(平成28年度すみよしの魅力PR補助金事業)

平成30年3月
すみ文ステージ2017/ライブ+トーク
「住吉のうた」
(住吉区民センター小ホール)

万葉集から歌謡曲・フォークソング等を取り上げ、住吉に関係する音楽について探求し、音楽という視点から、住吉における時を超えてつなぐものとは何か新しい見方を探る。
(平成29年度すみよしの魅力PR補助金事業)

平成31年3月
すみ文うた会2018/吟行まち歩き+短歌ワークショップ
「住吉のまちを訪ねて、住吉をうたう」
(墨江北福祉会館+大阪市営住吉住宅集会所)


万葉集や古今集など、古代より住吉は数多くの和歌に詠われ、住吉大社は和歌の神様として崇められ、和歌の結びつきにはどこよりも深いものがある住吉、そんな街を歩いて、ふっと湧いてくる気持ちを短歌にしてみる、歌人の高田ほのかさんを迎えて、「吟行まち歩き」と短歌ワークショップを開催。

墨江北福祉会館でレクチャーの上、吟行まち歩きし短歌ワークショップを大阪市営住吉住宅集会所にて実施。

(大阪市住吉区役所後援事業)

令和2年1月
すみ文講座2019/トーク&蓄音器ライブショー
「いしいしんじと住吉」
(住吉区民センター小ホール)


文学土壌の豊かな住吉に生まれ育ち、現代小説のユニークな分野を創出しつつある、いしいしんじ氏を迎えて、自らの文学や子育て、住吉をめぐるトークと、自らの蓄音器、愛称「ムーンブーツ君」によるライブコンサートなど、いしい氏のパフォーマンスなどを通して、住吉と文学との関係をより深く探究する。

(令和元年度すみよしの魅力PR補助金事業 )

令和2年6月
住吉文化事業実行委員会[すみ文]は、新しくホームページを開設しました。


独自ドメインのもと、新しいURLでホームページを開設し、連絡用メールアドレスの整備も行い、緊密で幅広い情報発信と共に、双方向での常時の連絡融通性を高めるようにしました。どうぞ、閲覧・利用いただきますようお願いします。

令和4年7月
すみ文イベント2022
「 住吉を舞う、踊る。」
              ――住吉踊から仕舞、上方舞、そして「かっぽれ」まで、   
                     実演と共に、住吉と舞踊の歴史と文化を探ります。
(住吉区民センター小ホール)


住吉の地では、さまざまな祈りや願いを胸に、多くの人々が踊り続けてきました。とりわけ、住吉大社の御田植神事で知られる住吉踊は全国的に有名で、戦国時代、住吉神宮寺の僧侶による勧進の舞が起源とされています。 その住吉踊の元は田楽、猿楽と言われ、また大和猿楽は能楽へとつながるとされています。

さらに、住吉踊が、江戸の華・かっぽれの原点。そして歌舞伎にまで受け継がれたと言われます。評判をとった舞や踊りが芸能の神様・住吉さんに奉納されてきました。そして住吉にまつわる唄や舞も数多くあります。住吉の町と人がはぐくんできた住吉踊をはじめ、住吉さんを舞台に舞い、踊られた様々な芸能を実演で楽しんでいただきながら、住吉の歴史と舞踊の豊かさをより探ります。 

(令和4年度すみよしの魅力PR補助金事業 )